web業界初の国家資格「Webデザイン技能検定」合格ラインの知識を身につけるコツ

制作

kentei

昨年、Webデザイン技能検定3級の資格をとりました。
偉そうなタイトルですが、合格出来て泣くほど嬉しかったです。
そして、泣いといてあれですが、この級は相当難しいというわけではありません。
3級は一番下の級で、基本問題です。
Webデザイン技能検定のことから私の拙い勉強方法までをちょっとだけまとめてみました。
(※この記事は資格を「最短」で合格する方法を紹介しているわけではありませんので悪しからずご了承下さい X( )

◇Webデザイン技能検定って何?◇
・国家資格
・受講者数は少なく、1つの級で3000人達していない。(2012/12/25時点)
参考サイト:ヒートウェーブウェブデザイン技能検定試験対策室

◇試験の内容や時間は?◇
1級:学科90分 実技180分 + ペーパー実技60分
2級:学科60分 実技120分
3級:学科45分 実技60分

1級〜3級
(公式サイトによると、学科試験の試験範囲は1〜3級まで同じ)

学科試験
1.インターネット概論
2.ワールドワイドウェブ(WWW)法務
3.ウェブデザイン技術
4.ウェブ標準
5.ウェブビジュアルデザイン
6.ウェブインフォメーションデザイン
7.アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン
8.ウェブサイト設計・構築技術
9.ウェブサイト運用・管理技術
10.安全衛生・作業環境構築

1級 実技試験
ウェブサイト構築
ウェブサイト設計・計画
ウェブサイトデザイン
ウェブサイト運用管理

2級・3級 実技試験
ウェブサイト構築
ウェブサイトデザイン
ウェブサイト運用管理

◇私の苦戦した分野

普段、仕事ではPhotoshopを軽く使ったりコーディングをしたりしています。
ですので、それ以外の分野、、、ウェブの歴史や情報処理、サーバー系に実務で触れることが少なく、
慣れない用語に苦戦しました。
また、苦戦した分野ではないのですが、問題集が結構薄くてこれで勉強しただけでは受かる気がしなかったので全体的に不安でした。

◇検定を受けた理由

・Webに関する知識がこれでもかというくらいまばらで穴ポコだらけだったので、それをいい意味で平にしたい
・自分のスキルへの自信が欲しい

正直、検定をとったからと言って、仕事が貰えることはありません。
人によっては「お金(試験代)がもったいない。」
そう思う人もいるかと思います。
ただ、この検定(3級)は現場で働いていたら自然と身に付く知識の問題が多いため、実務経験が無い人にはかなりプラスになると思います。

◇あえてこの検定を選んだ理由

ウェブクリエイター能力認定試験 上級を取得し、
他にWebサイト制作の知識を全体的に得られそうな検定を探したところ、この検定を見つけました。

◇なぜ、3級を受けたのか

実は、初めて受けたのは1年前なんです。
その時は実技だけを受けて、、、、、、もちろん受かりました♪
当時、2級の受験資格に一つだけ当てはまっていましたが、その条件に書いてあるレベルに達していない自信があったので3級にしました。
(それにほら。やっぱ、基礎は大事ですしね)

受験条件についてはこちらでご確認下さい。
受験資格

◇実技の勉強方法

実技に関しては、「ウェブクリエイター能力認定試験 上級」の方が出題範囲や量が多くて大変でした。
私は、上記の検定ために勉強をしておいて、かつ、1度は過去問題に目を通し傾向を把握したことで十分対策になりました。

過去問題を見てみたい方、公式サイトに掲載されています
ウェブデザイン技能検定

◇学科の勉強方法

実は、苦労したのはこちらの方でした。
上でも書きましたが、1年前に実技を受けて学科を受けませんでした。
理由は、パラっと見てあまりの出題範囲の広さと知識の無さに「無理(即答)」という結論を出したからです。
でも、免除期間が実技をとってから2年以内なので、「もうそろそろ受けなきゃ」という理由で重たい腰をあげました。
本来ならば、勉強と言えば、問題の内容だけでなく選択肢の単語についても全てくまなく調べ意味を把握している状態が良いのかなと思いますが
今回そんなことをしている余裕は諸事情でありませんでした。

ではどのような勉強をしたのかと言うと、
まず、一通り解いて、自分の苦手分野を割り出す。
隙間時間でちまちま苦手分野の単語をググってみる。
二度目は間違えた問題だけ解き直す。

ただ、これだけですと、100ページにも満たない問題集なので、不安で受かる気が全くしませんでした。

上記にプラスして、普段やっていて良かった生活習慣を列挙します。
短期間でがっつり吸収タイプより、のんびりゆっくり知識を身につけるタイプ向けです。

・とりあえず、自分のレベルを気にせずに勉強会に参加する
・実践してみる(出来なくてもいいんです!分からないことを調べることが大事)
・Webサイト作成に関する情報収集のくせをつける

勉強会も情報収集も、分からなくてもぼんやり読んでいたら「この単語知ってて当然のように出てくる」という軸となる単語が必ずあります。
読んだり聞いているうちにぼんやりと「こんな感じの意味なのかな」と分かることも多いですし、分からなければ調べて何となくでも理解出来ればいいんです。

勉強会に関する情報収集方法は、
@upmeetupをボーッと眺めるか、
IT勉強会カレンダーから色々辿っていく。

などをやっていると、チェックしたいツイッターアカウントや勉強会など出来てきたりこなかったりします。

個人的経験から勉強から学んだことを書きますと、
・いつぞやの埼玉WordBench
→DNSなどシステム関連の単語に聞き慣れる事が出来ました。
勉強会「WordBench」は、WordPressのことはもちろんのこと、サーバーから運営方法、制作フローまで幅広く情報を収集できる話が多いように感じます。(※その時のテーマによって異なります。)

・XAMPPのデータをDropboxを利用して複数のPC(Win/Mac)で共有する
(悪戦苦闘し騒いでしまったやつです)
→うまくいかないことからポート番号など調べた結果、その辺りの知識がつきました。

・ネットサーフィン(Webクリエイティブ系ブログなど)
→コーディングや画像についての知識がつきました。

そうこうしていたら、この検定の勉強は楽になります。
私は、試験直前は勉強会の準備に時間を割いていたので、あまり勉強が出来ませんでした。
ただ、普段からの情報収集のおかげで勉強は非常に楽になったと思っています。
私のように、追い込み詰め込みする気力や余裕が無い方はこういった勉強方法もいいと思います。
(あれ?試験勉強って極限まで自分を追い込んで詰め込むものでしたっけ・・・?)

2級、とります。

次の試験日程は9月と遠いので、その日を目標に今月から勉強を進めていきます。
噂では、JSやFlashがあるとか聞くのでちょっと震えてます。
そのこと以上に検定代が高すぎるとかマイナー検定で無くなるんじゃないかとかでも震えてますが。

※年によって問題内容・レベルに変動があるようなので、参考にならなかった際は申し訳ないです。
あくまでも一個人の戯言として読み流して下さればと思います。